更年期とアンチエイジング

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女性の仕組み

子宮は、上3分の2のふくらんでいる子宮体部と、下3分の1の細くくびれている子宮けい部に分けられます。

 

子宮の一番上の部分を子宮底といい、以下、子宮内の空間である子宮腔、子宮けい管、子宮口となり、膣へと続きます。

 

子宮腔は、胎児が育つためのだいじな部屋です。 子宮体部が胎児を育む役割をになっているのに対し、子宮けい部は、子宮を固定して胎児を出産まで支えたり、細菌の進入を防ぐ働きをしています。

 

子宮のもっとも外側はしょう膜という薄い腹膜でおおわれています。 その内側が子宮筋層です。

 

平滑筋という筋肉でできています。妊娠すると胎児の成長に伴って、子宮筋層も厚く大きくなるので、子宮全体が大きくなります。

 

一番内側の、子宮の内面をおおっているのが子宮内膜です。 卵管の中で卵子精子が出会ってできた受精卵が、ここ、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。

 

妊娠していないときの子宮内膜は、月経のときにはがれては、また厚くあるという変化を繰り返しています。

 

子宮けい部の表面は、扁平上皮と腺上皮という種類の粘膜でおおわれています。腺上皮は多くの粘液を分泌します。

 

とくに搬送のときには粘液の量が増えて、精子が子宮をさかのぼっていく助けとなります。同時にこの粘液は、おりものの成分のひとつにもなります。

 

子宮の形は年齢によって大きく変化します。子宮体部と子宮けい部の割合は、思春期までは1体1くらいです。

 

卵巣機能が活発になり、女性として成熟するとともに、子宮体部の割合が大きくなり2対1くらいになります。

 

子宮の大きさは、20代から40代の女性ではニワトリの卵くらいの大きさです。

 

閉経を迎えると、しだいに小さくなって親指大くらいにまでなり、体部とけい部の比率もふたたび1対1になります。

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